昨日は休診日を利用して、インビザラインの勉強会に参加してきました。
「インビザラインでは治らない」
「インビザラインは適応ではない」
などの話は良く耳にしますが、なぜうまくいかないのかについての議題がありました。
・クリンチェックとよばれる矯正治療計画のシュミレーションに不備がある。
・マウスピース作成の工程でゆがみなどの不良品ができてくることがある。
・来院頻度や使用時間が守れず計画通りの歯の移動が達成されない。
・インビザラインではあまりうまくいかない歯の移動様式がある。
(捻転解消や抜歯した空隙の閉鎖など)
・歯並びは良くなったが咬み合わせが悪くなってしまった。
(インビザラインでよくあるトラブルといわれています)
他にも色々な要因が挙げられると思いますが、これらの問題を起こさないように治療するにはもしくは起きたときにいかにトラブルシューティングできるかがうまくいくかの分かれ目です。
歯科医師にとってはマウスピースを使ってもらえば歯並びがよくなるという印象を受けるので、経験の少ない場合でも導入しやすい矯正方法ですが、その実は矯正歯科医の経験や知識を必要とする高度な治療なのです。
今回も経験豊富な先生と多くのディスカッションができ、有意義な勉強会となりました。
また日々の矯正歯科臨床に役立てていけそうです。
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