- Q.矯正装置を付けていて激しいスポーツは可能ですか?
- Q.治療中、転勤の可能性があります。どうすればいいですか?
- Q.抜歯は必ず必要ですか?
- Q.矯正装置を付けていて楽器の演奏は可能ですか?
- Q.歯列矯正は何歳までできるのでしょうか?
- Q.矯正歯科治療には、どれくらいの期間が必要なのでしょうか?
- Q.矯正歯科治療中にむし歯が見つかったらどうしたらいいのでしょうか?
- Q.受け口なのですが、大人になった今でも矯正はできるのでしょうか?
- Q.歯が何本か抜けてしまっているのですが、それでも矯正できるのでしょうか?
- Q.矯正治療後、歯が元の状態に戻ってしまうことはないのでしょうか?
- Q.矯正歯科治療の間は、食べ物の制限はあるのでしょうか?
- Q.妊娠期間中の矯正歯科治療は問題ないでしょうか?
- Q.治療費用が高いと聞きました。分割払いは可能ですか?
- Q.マウスピース型矯正装置(インビザライン)の交換頻度はどのくらいですか?
- Q.なくしてしまった場合は?
- Q.マウスピース型矯正装置(インビザライン)はよいことばかりに感じますが、欠点はありますか?
Q.矯正装置を付けていて激しいスポーツは可能ですか?
矯正治療をしていてもサッカーや柔道は可能です。
しかし、唇に直接サッカーボールが当たったり、格闘技で相手の身体がぶつかったりすれば、歯の表面に付けている装置と唇とがぶつかり、口の中を切ることなどがあります。その場合は、装置の出っ張っている部分や痛いところをワックスやシリコン樹脂で覆えば、口唇や頬の内側に当たらないよう防ぐことができます。
また、口の中を傷つけにくいマウスピース型矯正装置もありますので、ご相談ください。
Q.治療中、転勤の可能性があります。どうすればいいですか?
転勤などやむ得ない事情によって転院しなければならない時には、日本矯正歯科学会会員の中から転居先に最も近い矯正専門医をご紹介します。
また、転院時には、当医院での診断・治療経過の資料などを差し上げます。
お預かりした矯正治療の基本施術料は治療の進み具合に応じて患者さまに返却し、転居先の新しい矯正歯科医院での治療費に充てていただくようにしています。
Q.抜歯は必ず必要ですか?
抜歯は必ずしも必要ではありません。
きちんとした検査をして歯と顎の大きさの不調和を計測し、抜歯の要否を検討します。歯を抜く代わりに、奥歯を後方へ移動したり、歯列弓を側方へ拡大したり、顎の発育を利用したりして矯正治療を行うこともあります。
ただし、患者さまの症状によっては、小臼歯などの抜歯が必要な場合もあります。
たとえば、ひどい出っ歯で、しかもデコボコの八重歯の場合です。歯のデコボコを治して、口元を引っ込めるためには、小臼歯などの抜歯が必要な場合もあります。
Q.矯正装置を付けていて楽器の演奏は可能ですか?
楽器を演奏する方は、矯正装置を装着すると演奏しにくくなる場合があります。
例えばクラリネットを演奏していた人の下顎の唇側に矯正装置を装着すると唇が楽器と装置との間に挟まって吹きにくくなったり、フルートのように唇と楽器との間に通る微妙な空気の流れが要求される楽器では感覚が少し変わるかもしれません。
しかし、多くの方はしばらくすると慣れて、変わらずに演奏ができるようになります。
演奏に影響が出にくいマウスピース型矯正装置もありますので、まずはご相談ください。
Q.歯列矯正は何歳までできるのでしょうか?
矯正治療は何歳になっても可能です。
たとえば、60歳の方でもむし歯を治療されて、歯周状態が良好ならば矯正治療を行うことができます。
現に、もぎ矯正歯科医院では60歳過ぎの患者さまでも歯に矯正装置を装着して出っ歯やデコボコの治療をした方が沢山おられます。
ただ、小学生と違って歯に力をかけたときの反応がゆっくりしていることも多いです。
Q.矯正歯科治療には、どれくらいの期間が必要なのでしょうか?
治療にかかる期間としては、1年半~3年くらいを目安に考えてください。
※治療期間は個人差があります。毎月きちんと通院していただいた方の目安です。
Q.矯正歯科治療中にむし歯が見つかったらどうしたらいいのでしょうか?
歯並びが整うことで、今まで隠れていたむし歯が見つかることがあります。その場合はむし歯の治療が優先になりますので、医師の指示に従いましょう。
Q.受け口なのですが、大人になった今でも矯正はできるのでしょうか?
矯正は可能です。
ただし、顎の変形や歪みの程度がひどい場合は、ワイヤーだけで矯正することは非常に困難です。
とくに、顎の成長が止まった成人になってからでは、外科治療を併用する場合があります。
当院は、厚生労働省より保険適応診療にて外科的矯正治療を行うことのできる医療機関として認可を受けています。ぜひ、一度ご相談ください。
Q.歯が何本か抜けてしまっているのですが、それでも矯正できるのでしょうか?
矯正歯科治療で正しい咬み合わせをつくる際に、歯がないからといって適応外ということはありません。
歯の移動によって隙間をとじたり、人工の歯を入れる隙間の調整をすることで理想的な咬み合わせを作ることができます。まずはご相談ください。
Q.矯正治療後、歯が元の状態に戻ってしまうことはないのでしょうか?
矯正歯科治療が終わった後、歯は少し後戻りしようとします。
当院では、保定装置の装着、および定期的なチェックを行うことで、後戻りを防いでいます。
Q.矯正歯科治療の間は、食べ物の制限はあるのでしょうか?
基本的にはありません。ただし、せんべいやフランスパンなどといった固い食べ物、ガムやキャラメル、お餅などの粘着性のある食べ物は、矯正装置を破損する恐れがあります。
治療をスムーズに進めるためにも、こうした食べ物は小さく切って食べるなど注意したほうが良いでしょう。装置を初めて入れたり、装置を調整したりした時は、軟らかい食べ物をオススメします。
Q.妊娠期間中の矯正歯科治療は問題ないでしょうか?
矯正歯科治療は妊娠期間でも安心して受けられます。すでに治療を開始している場合は、出産の前後に中断期間をはさむこともあります。
Q.治療費用が高いと聞きました。分割払いは可能ですか?
基本料金は歯科治療費専用クレジット(デンタルローン)をご利用いただけます。120回まで分割払い可能です。
Q.マウスピース型矯正装置(インビザライン)の交換頻度はどのくらいですか?
5日~10日ごとにご自身で交換して頂きます。注意事項としては指示されたマウスピースをご自身の判断で進めないことです。
マウスピースでの矯正治療は3Dシュミレーション通りに実際の歯が動いているかが重要になります。
従って、マウスピースの適合具合や機能的な不具合の有無を歯科医師による判断が必要不可欠です。
Q.なくしてしまった場合は?
新しく作り直すか、経過によっては次のマウスピースに進んでいただきます。
Q.マウスピース型矯正装置(インビザライン)はよいことばかりに感じますが、欠点はありますか?
使用時間、交換スケジュールの指示を守って頂けないと治療の効果が期待できません。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)という矯正装置の発展、進化は進んでいますが、まだまだ途上の部分もあります。
つまり、ワイヤーでの矯正治療の方が治療に適している不正咬合があるということです。
シュミレーション通りに治療が進んでいない場合などではワイヤーを併用する可能性もあります