治療の流れ
1.初診の予約
予約のご連絡を頂き、患者さまのご都合に合わせて約1時間をお取りします。
※平日だけでなく、土曜日や日曜日の予約も可能です。
2.初診(約1時間)
患者さまの気になるところ、相談したいところなどを詳しくお聞きし、お口の状態、顔貌などから、不正咬合の種類、程度、治療法や期間、料金などについての概略を、類似の治療例をお見せしながらご説明します。
3.検査(1時間~1時間半)
相談の結果、検査が必要と判断されると、歯型やX線写真、口腔内写真、顔面写真を撮ったり、むし歯や歯周病、あごの機能検査を行います。
治療開始の時期が早すぎる場合には、半年~1年位の間隔で矯正治療の適切な開始時期まで経過を見させていただくことがあります。
【検査内容】
X線写真、口腔内写真、顔面写真、歯型採得、顎機能検査、う蝕・歯周病検査 等
4.診断(約1時間)
検査で得た資料を分析・検討して、患者さまにとって最適な治療法をご提案します。
治療を成功に導くには、一人ずつ特別にあつらえたオーダーメイドの洋服のように、一人ひとり違った治療が必要です。
当院では、マニュアル通りではなく、それぞれ患者さまに合った治療法をご提案しています。
5.治療開始
診断・治療計画書にしたがって、装置を装着し矯正治療を開始します(矯正装置を付けるのは1~3年程度)。
矯正治療は定期的に装置の調整などを行う必要があります。当院では、最低でも約4週間~8週間に一度の通院をお願いしています。
6.終了時検査(約1時間)
歯がきれいに並び、矯正装置を外すことができれば、終了時の状態を記録する検査(終了時検査)を行います。
治療前と治療後の検査資料を比較して、どのように治ったか、親知らずの問題がないかなど確認します。
7.保定観察
装置を外すことができれば、「後戻り」を防止するために、「保定期間」と呼ばれる段階に入ります。
「後戻り」とは、歯の根のまわりに付着しているコラーゲン繊維がもとの不正状態を記憶していたり、癖などが原因で歯並びの一部がもとの状態に戻ってしまうことをいいます。
もし後戻りが起こってしまえば、治療にかかった費用と時間が無駄になってしまいます。そこで「保定装置(リテーナー)」と呼ばれる専用器具を使って、後戻りを防ぎます。保定装置を付ける期間の目安は、約5年です。この際、初めは3~4ヵ月に一度の通院、その後は状態を確認しながら半年に一度、一年に一度の通院が必要になります。
矯正治療の概略
永久歯での治療の場合
乳歯からの治療について
治療が1期と2期(永久歯萌出後)に分かれる場合
乳歯からの治療について治療が1期と2期(永久歯萌出後)に分かれる場合
※治療方針・治療期間は個人によって異なりますので、詳しくは診断時にお尋ねください。