院長ブログにもあったように、先月第74回日本矯正歯科学会大会に参加してきました。
今年は例年の学会とは異なり、認定医試験(二次試験)受験という大きなプレッシャーを抱えての参加でした。
認定医試験は、一次審査として矯正治療を終了した10症例の書類審査が行われます。症例の概要、診断、治療方針、治療の評価、考察などをまとめた書類と治療前後の資料(模型、顔面写真、口腔内写真、レントゲンなど)を提出します。認定医委員会により審査が行われ、合否が通知されます。審査は治療結果の出来のみではなく、資料作成の精度、症例の捉え方、診断の正確さ、治療結果に対する考察の整合性など、総合的に審査されます。
一次審査として提出する10症例が多いか少ないかは、この準備を実際にしてみないとわからない事かと思いますが、開業医に勤めていれば、朝から晩まで診療を行い、その後準備を始めることになりますので、それなりに気力が必要です。また、大学に所属している場合ですと、外来診療や実験・研究、論文の作成、講義準備、学生教育など、通常業務を行いながらの資料作成はかなりの負担であると思います。
私の場合は、子育てをしながらの準備でしたので、実は1年近く前から準備を始めていました。
さて、この一次試験に合格すると、二次試験は提出した10症例から自らが選択した2症例を学会にて展示し、これらの症例についての口頭試問を受けることになります。
学位審査以来の口頭試問。学生の頃は定期的に試験が行われ、数年に一度は受験のプレッシャーもある生活をしていましたが、最近ではこういう類の緊張を味わう機会がなく、久しぶりの経験でした。
二次試験の合否通知は12月中とのこと。今は結果を待つのみです。試験のプレッシャーとモヤモヤを心の隅に抱えながらの1年余りの生活がやっと終わり、とりあえずホッとしているところです。
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