こんにちは。院長の茂木和久です。
5月31日から6月2日までの3日間、シンガポールで開催されたインビザラインアジアパシフィックサミット(The 2018 Invisalign Asia Pacific Summit)に参加しました。日本のみならず、中国、韓国、オーストラリアなどAPAC各国のドクターが一堂に会し、会場は熱気に満ちていました。今回の参加者は2年前の前回大会をはるかに上回る1600名ほど。参加者の数を見ても、ここ数年でさらにインビザラインへの関心が高まっていることがうかがえます。
会場となった「マリーナベイサンズ」。地上57階建て、高さ200mともあり、かなりの存在感です。近未来的な設計も目を引きます。
今回のサミットのテーマは”Technology Moves Us.”
研究、設備投資がかなり進んでいるようです。今年、中国には新しくアラインテクノロジー社のアライナー製造工場が設立され、今後、中国を拠点としてアジア地域ではさらにインビザラインの需要が高まっていくことでしょう。また、新しいシステムとして混合歯列期を対象とした「Invisalign first」が発表され、小児矯正への適応範囲も広がっていきそうです。
そして、前回大会に続き、今回もラウンドテーブルセッションに参加しました。ここでは1グループ7名程度に分かれて一人一症例ずつ発表し、グループディスカッションを行います。こうして、普段はなかなか会うことのできないドクターたちと意見交換ができるのも、このサミットの醍醐味です。
インビザラインを提供するアラインテクノロジー社を構えるアメリカでは、現在、歯科矯正治療の約6割がインビザラインで行われているそうです。これまでのマルチブラケットによる矯正治療から、マウスピースによる矯正治療へ時代の流れは動いています。
今回のサミットでも学ぶことが多くありましたので、今後の臨床に早速役立てていきたいと思います。
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