上唇小帯とは、顔の中心の上唇の内側にあり、上唇と歯肉をつなぐひだ状のものをいいます。
そして上唇小帯異常とは、その小帯の位置や数の異常をいいますが、一般的には歯肉側の付着先端部位の位置異常をいいます。
つまり上唇小帯の歯肉側の付着先端部位の位置が、より歯に近い部位まで伸びていて、そのために歯と歯の間に隙間ができているか、そのおそれのある状態をいいます。
しかし、からだの成長・発育に伴い、小帯の付着位置が相対的に変化します。つまり、鼻の下の歯槽骨のたての成長に伴い、小帯の長さは変わらないのでだんだんと上方(正常)に近い位置に変化することが多いのです。
3歳児では、明らかに歯と歯の間まで小帯が伸びて、そのために歯と歯の間に隙間ができている場合を除いては、永久歯が萌出してくる6歳位まで様子を見て、それでも位置が歯に近い状態にあるときには、歯科で小帯を切除してもらった方が良いでしょう。
正中離離した前歯は矯正治療で閉鎖することはそれほど難しくありません。
ただし、再発しないような口腔内の環境作りも重要なのです。
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