歯並びを悪くする癖とは
歯並びが悪くなる原因はいくつもありますが、そのうちの一つが日常生活における癖です。歯は周囲から与えられる力によって位置や向きが変わっていきますので、例えばいつも舌で歯を押す癖があると、歯は少しずつ前に移動していくことになります。
ちょっとした癖でも歯並びが大きく崩れてしまうことがあります。もし以下に当てはまっているようでしたら、早めに改善するようにしましょう。
こんな癖、ありませんか?
指しゃぶり、爪を噛む、唇を噛む
これらは上の前歯が前に出て出っ歯になってきたり、前歯が上下に開いて開咬となる原因になります。指しゃぶりについては寂しさを紛らわせるための行動とも言われていますが、少なくとも歯並びという観点で考えると、良いことではありません。
舌で歯を押す
授乳させる時、赤ちゃんは舌でおっぱいを吸いにいきます。その名残で舌が前に出がちな子がおり、そのままにしておくと前歯が上下に開いて開咬になってしまいます。特に唾液を飲み込んだ時に舌が前歯を押している場合は注意が必要です。
いつも口が開いている、口呼吸
歯は唇と舌の間にあり、それぞれからかかる力のバランスが崩れると歯並びが悪くなってしまいます。特に口をいつも開けている人は歯が前に出てくる原因となり、骨格もそれに合わせて成長していってしまいますので、改善する必要があります。