成人や大人の矯正 | 2014年2月

2014.02.27更新

歯科矯正用アンカースクリューによる矯正治療

上下の骨格的不調和による顎変形症の場合、外科的矯正治療(手術を併用する歯列矯正)が必要となりますが、全身麻酔を伴う手術には抵抗をお持ちのかたも多いと思います。

しかし、従来であれば、手術なしでは治療の成功が難しい症例でも、歯科矯正用アンカースクリューを併用することで(インプラント矯正とも表現される先生もいます)、手術を回避できる可能性があります。
特に開咬や上顎前突の場合にはその適応の可能性が高くなります。

もちろん適応症例は限られますが、スクリューを併用した矯正治療の技術と経験のある矯正専門医であれば、治療法選択の幅は広がると思います。

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投稿者: 医療法人社団愛悠会

2014.02.26更新

審美ワイヤー(ホワイトワイヤー)について

当院では、マウスピース矯正(インビザラインなど)や舌側矯正を行っております。

もちろんこれらの器具は非常に審美性が高いですが、費用も割高になってしまうこともあります。

一方、従来の表側からの矯正器具でも、かなり目立ちにくいものの開発されてきております。当院ではセラミック製の審美ブラケットや、白くコーティングを施した審美ワイヤーもご用意しており、これらを用いればかなり目立ちにくくすることができます。

日本矯正歯科学会での商社展示でも各社のワイヤーを比較検討し、新たにワイヤーも追加導入を行いました。当初のワイヤーはコーティングがはげてきてしまう等のトラブルがよくありましたが、徐々に改善されたワイヤーが出てきているようです。

今後も、よりよい物が開発されてくれば積極的に導入していきたいと思います。

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投稿者: 医療法人社団愛悠会

2014.02.19更新

歯が足りない時は歯科矯正治療も考えて下さい

生まれつき歯が足りなかったり、虫歯で歯を失ってしまった場合、補綴処置といって人工の歯を足していくことがが歯科治療では一般的に行われます。
しかし歯が足りないからといってもすぐに補綴処置をせず、一度矯正歯科医に相談してみた方がよいでしょう。

歯科矯正治療では歯の移動によって足りない部分の隙間を閉鎖することが可能です。
もしこの治療が適応であればブリッジや入れ歯、インプラント等の人工物を入れることなく、ご自身の歯だけでかみ合わせをつくることができます。
10年以上の長い期間でみれば、どんな良い歯科治療をしても天然の歯に勝るものはありません。ご自身の歯でよい噛み合わせ、よい歯並びを安定させることができるチャンスを逃さないようにして頂きたいと思います。

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投稿者: 医療法人社団愛悠会

2014.02.12更新

親知らずの抜歯について

第三大臼歯(親知らず)は矯正治療に伴い抜歯することも多いです。
特に下顎第三大臼歯は歯列、歯周組織への悪影響を与えることも多いため、矯正治療されていない方でも抜歯に至ることも少なくありません。

近年の日本人の骨格では第三大臼歯まで完全に萌出し、かみ合うということは非常にまれです。
多くの場合では萌出スペースがないため口の中に生えきらずに骨の中で埋まってしまいます。
前に傾いて埋まってしまえば、歯列を押してデコボコの原因になったり、半埋伏の状態になると歯周病や虫歯のリスクも高くなります。そのため、親知らずの抜歯が必要なのです。

ただし、1本前の第二大臼歯が虫歯や歯根吸収などで寿命が短そうな場合は第二大臼歯を抜歯し、第三大臼歯を代わりに並べるように矯正治療で動かすこともあります。

いずれにせよ抜歯した歯はもとに戻せませんので、抜歯をする前には口の中全体のチェックを受けてからのほうが良いでしょう。

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投稿者: 医療法人社団愛悠会

2014.02.09更新

インビザライン(マウスピース矯正)は痛みが少ない！？

インビザライン(マウスピース矯正)を使用して頂いている患者さんに歯の痛みについて質問すると、
少し締め付けられる感じはするけど、痛くはない。
という答えが返ってきます。

歯列矯正は痛みを伴うことが常識として扱われてきました。
当院でもこれまで可能な限り痛みが出にくいように、装置の組み合わせや治療進行の仕方を検討してきました。
しかし痛みに関しては個人差もありますが、完全に無痛というわけにはいきません。

インビザラインの進化により、痛みを伴わない歯列矯正(歯の移動)にかなり近づいてきているように感じます。

あとは今後どれだけ治療可能な症例のカテゴリを広げられるかがインビザラインを始めとするマウスピース矯正装置の課題です。

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投稿者: 医療法人社団愛悠会

2014.02.06更新

抜歯スペースの閉じ方について

矯正治療では抜歯を伴うことも少なくありません。
この際に重要となるのは、抜歯スペースの閉じ方です。矯正治療は基本的には引っ張り合い、押し合いで歯が動くため(つまり必ず作用の力と反作用の力が発生します)、慎重な治療計画を立てないと無意味に隙間が閉じてしまいます。例えば、上顎前突(出っ歯)の治療では前歯の後方移動を多く行いたいのに大臼歯(奥歯)が前にずれてきてしまったら十分に前歯が下がりきらないなんてことになってしまいます。
これらはアンカレッジバリューという考え方で方針の決定を行います。
つまり奥歯がどれだけ前方移動させたいかによって、使用する矯正器具を選択するのです。ヘッドギアや顎間ゴムなどはその代表例かと思います。
このように抜歯後ただデコボコをほどく隙間として利用するだけではなく、かみ合わせ全体としてどのような歯の移動が有効か検討することも重要になります。

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投稿者: 医療法人社団愛悠会

2014.02.02更新