こんにちは。トリートメントコーディネーターの茂木悠里です。
当院では雑誌「PRESIDENT」を定期購読しているのですが、先日届いた3月18日号を見てみると…なんと今回のテーマは「歯医者のウラ側」…!!なんともインパクトのあるタイトルです(笑)
中を読み進めてみると、東京医科歯科大学大学院教授の小野卓史先生と脳科学者の茂木健一郎さんとの対談が載っていました!(同じ「茂木」さんでいつも一方的に親近感を持っていますが、血縁関係はありません、笑)。
その名も「頭が良くなる噛み方」との記事。咬み合わせと脳との関係について、大変興味深い内容が書かれていました。
よく咬むことが記憶を司る海馬に与える影響は大きく、認知症や学習意欲とも深く関連しているそうです。
また、永久歯が20本以上ある人と19本以下の人とでは、性別年齢問わず、20本以上ある人の方が生涯かかる医療費が安い、つまり、健康だという研究データもあるようです。
ちなみに!記事の中に出てきた「食いしばるとスポーツのパフォーマンスが上がる」というデータは、当院の川久保先生が執筆した論文から引用されました(この博士論文の担当教授が小野先生でいらっしゃいました)。思いがけず川久保先生の論文に関する内容を見つけてとても嬉しく、誇らしい気持ちです。また、この件で院長が小野先生と直接お話しする機会があったそうで、取材のウラ側なんかも聞いたそうです(笑)
矯正の相談にいらっしゃる患者さまの多くは、見た目が気になって歯並びを治したいと来院されます。しかし、矯正治療をする意義は、もちろん見た目の改善という側面もありますが、健康で正しい機能を伴う咬合・歯並びを獲得するということに非常に重要な意義があるのです。
ですから、当院では美容整形とは異なり、審美性よりもまずは健康を優先して治療します。ただ、そのように健康的で機能的な歯並び・咬み合わせは、見た目も必ず美しいのです!
咬み合わせは全身の健康にも大きく影響しますから、ご自身の咬み合わせにご不安がある方は、ぜひ一度矯正専門医に相談に行ってみるとよいでしょう。