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2014.02.12更新

 

第三大臼歯(親知らず)は矯正治療に伴い抜歯することも多いです。
特に下顎第三大臼歯は歯列、歯周組織への悪影響を与えることも多いため、矯正治療されていない方でも抜歯に至ることも少なくありません。

近年の日本人の骨格では第三大臼歯まで完全に萌出し、かみ合うということは非常にまれです。
多くの場合では萌出スペースがないため口の中に生えきらずに骨の中で埋まってしまいます。
前に傾いて埋まってしまえば、歯列を押してデコボコの原因になったり、半埋伏の状態になると歯周病や虫歯のリスクも高くなります。そのため、親知らずの抜歯が必要なのです。

ただし、1本前の第二大臼歯が虫歯や歯根吸収などで寿命が短そうな場合は第二大臼歯を抜歯し、第三大臼歯を代わりに並べるように矯正治療で動かすこともあります。

いずれにせよ抜歯した歯はもとに戻せませんので、抜歯をする前には口の中全体のチェックを受けてからのほうが良いでしょう。

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投稿者: 医療法人社団愛悠会

2014.02.09更新

 

インビザライン(マウスピース矯正)を使用して頂いている患者さんに歯の痛みについて質問すると、
少し締め付けられる感じはするけど、痛くはない。
という答えが返ってきます。

歯列矯正は痛みを伴うことが常識として扱われてきました。
当院でもこれまで可能な限り痛みが出にくいように、装置の組み合わせや治療進行の仕方を検討してきました。
しかし痛みに関しては個人差もありますが、完全に無痛というわけにはいきません。

インビザラインの進化により、痛みを伴わない歯列矯正(歯の移動)にかなり近づいてきているように感じます。

あとは今後どれだけ治療可能な症例のカテゴリを広げられるかがインビザラインを始めとするマウスピース矯正装置の課題です。

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投稿者: 医療法人社団愛悠会

2014.02.06更新

 

矯正治療では抜歯を伴うことも少なくありません。
この際に重要となるのは、抜歯スペースの閉じ方です。矯正治療は基本的には引っ張り合い、押し合いで歯が動くため(つまり必ず作用の力と反作用の力が発生します)、慎重な治療計画を立てないと無意味に隙間が閉じてしまいます。例えば、上顎前突(出っ歯)の治療では前歯の後方移動を多く行いたいのに大臼歯(奥歯)が前にずれてきてしまったら十分に前歯が下がりきらないなんてことになってしまいます。
これらはアンカレッジバリューという考え方で方針の決定を行います。
つまり奥歯がどれだけ前方移動させたいかによって、使用する矯正器具を選択するのです。ヘッドギアや顎間ゴムなどはその代表例かと思います。
このように抜歯後ただデコボコをほどく隙間として利用するだけではなく、かみ合わせ全体としてどのような歯の移動が有効か検討することも重要になります。

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投稿者: 医療法人社団愛悠会

2014.02.02更新

 

口元の突出感は、前歯の前後的位置に大きく影響をうけます。
出っ歯の方だと唇の位置も前方位になりますし、骨格的に上顎前突になっていればさらに口元の突出感は大きく感じてしまいます。

口元の見た目を改善するためには、前歯を後方へ下げるか、下あごを前上方へ回転させることが必要になります。

出っ歯の矯正治療がそのまま口元の突出感の改善になるわけです。

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投稿者: 医療法人社団愛悠会

2014.01.31更新

 

上下の前歯が開いてかみ合わない状態を開咬といいます。
開咬には歯性(歯の位置によるもの)によるものと骨格性によるものがあり、治療のアプローチもそれぞれです。

また、小児期の指しゃぶりや舌癖によって開咬になることがあるので注意が必要です。

骨格性の開咬の場合は外科手術を併用になることも従来では多くありましたが、歯科矯正用アンカースクリュー(インプラント矯正)などの発達により、手術を回避する治療も選択できるようになっています。

いずれにせよ、開咬の治療は難易度が高く、矯正科医の技術と経験が必要になるでしょう。

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投稿者: 医療法人社団愛悠会

2014.01.15更新

 

当院では歯科矯正用アンカースクリューを併用した矯正治療が受けられます。
矯正治療はヘッドギアー等の顎外装置を使用しない場合は、基本的には歯と歯の引っ張り合い、押し合いになります。そのため歯の移動させる方向や量には制限があります。
それを解決する器具が歯科矯正用アンカースクリュー(インプラントアンカー、TADs)です。これは骨に直接植えられるため歯の移動をより効果的に行うことができます。口の中の矯正治療単独では治療が難しかった患者様も治療方法の選択に幅を持てるようになりました。

当院でも多くの患者さまに使って頂き、良好な治療結果を得ています。
アンカースクリューが必要な患者様には治療方針説明時により詳細なメリットとデメリットをご説明させて頂いています。

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投稿者: 医療法人社団愛悠会

2014.01.13更新

 

矯正治療は費用と時間が多くかかるため、二の足を踏んでいる方も多くいらっしゃると思います。
しかし、お口の中の状態によっては、部分矯正で治療できる場合もあります。
前歯のわずかなデコボコだけ直したいという方はこの方法もよいかもしれません。
もしくはインプラント治療をする前に倒れてしまった奥歯を起こして、隙間を作ったり、より状態のよい人工の歯を入れる場合などもこれにあてはまります。
お口の中の一部分だけを治すことで正常なかみ合わせを作れる場合に、部分矯正は適応となります。

一方、大きなデコボコや、出っ歯などは全体的に矯正器具をつけて治療しないと良好な結果が得られないことが多いです。
いくら、部分矯正分の費用や時間しかとれないという場合でも、納得いく治療結果が期待できない場合にはお断りすることもあります。

患者さんのかみ合わせがどちらなのかは一度お口の中を拝見しないと判断できませんので、興味のある方はカウンセリングにお越しいただければと思います。

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投稿者: 医療法人社団愛悠会

2014.01.11更新

 

歯列矯正後の後戻りについてです。

歯は歯槽骨の中を骨の吸収と添加を繰り返しながら移動していきます。
きれいな歯並びになった時点ではまだ歯の周囲の骨が安定していないので、歯は動きやすい状態にあるため周囲の組織がしっかり安定するまで保定という期間が必要となります。

当院では固定式の保定装置や取り外し式保定装置などを組み合わせて使用して頂き、後戻りが起こらないように注意を払っています。

せっかくきれいになったかみ合わせがすぐに戻ってしまっては元も子もないので保定の重要性は非常に高いということですね。

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投稿者: 医療法人社団愛悠会

2014.01.10更新

こんにちは、千葉県市川市本八幡駅すぐの歯列矯正専門医院、もぎ矯正歯科医院院長の茂木和久です。

矯正治療は歯の並ぶ歯槽骨自体の上下のずれが大きいと、歯の移動だけではかみ合わせを改善することが難しくなります。骨格のずれを解消するように外科手術を併用することもあり、これを外科的矯正治療といいます。
この手術が適応となると、顎変形症という診断名がつき、保険での矯正治療が可能となります。
受け口だけでなく出っ歯や顎の左右のずれでも適応となりますので、気になる方は一度専門の矯正歯科医院で相談してみるとよいでしょう。
矯正治療を保険で行えるかは、厚生労働省の認可された顎口腔機能診断算定の指定機関である必要がありますので確認してみてください。

顎変形症など保険適応となる矯正治療の料金、費用について

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投稿者: 医療法人社団愛悠会

2014.01.02更新

 

叢生(歯のガタガタ)のイメージとして八重歯を思い浮かべる人は多いでしょう。
八重歯は歯の萌出スペースの不足によっておこります。上顎犬歯の生え変わりは最後のほうであることが多く、それまでに生え変わった永久歯でスペースを消費してしまうと、並びきらずに歯列の外側から出てきてしまいます。これが八重歯(犬歯低位唇側転位)です。

八重歯でスペース不足だからといって犬歯を抜歯することはほとんどありません。もちろん可能であれば非抜歯で並べますが、不足の程度が大きいと抜歯を選択しなければならないかもしれません。その際は小臼歯抜歯になることがほとんどです。犬歯は下顎の側方運動時(顎の左右の動き)に機能する大切な歯だからです。
顎を動かす時にしかっり犬歯でガイド(犬歯誘導)させてあげられるかが、かみ合わせを作るうえでは重要です。

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投稿者: 医療法人社団愛悠会

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