医院ブログ

2016.08.19更新

明日より

明日21日(日)より26日(金)まで、夏季休暇のため、休診とさせていただきます。

お困りのことがありましたら、急患対応専用の電話番号へおかけください。
対応させていただきます。
患者様には何かとご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願い致します。

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投稿者: 医療法人社団愛悠会

2016.08.16更新

良い装置だけでは良い咬み合わせは作れない① 〜インビザライン〜

近年、マウスピースタイプの矯正装置(インビザラインなど)や歯の裏側に接着する矯正装置など、従来の矯正治療では用いていなかった様々なタイプの優れた矯正装置が開発され、臨床の場でも多く用いられています。

良い装置だけでは良い咬み合わせは作れない① 〜インビザライン〜

インビザラインはコンピューター上に反映されたデータを元にマウスピースを製作しますが、初診時の咬み合わせの状態をコンピュータに登録すれば、自動的に最終的な咬み合わせのマウスピースを製作してくれるものではなく、どのような治療過程を経て、どのような咬み合わせにするかは、矯正医の判断によって決定しなければなりません。またワイヤーでの矯正治療とは違って、ドクターの意図を反映させるのが非常に難しい治療法でもあります。

インビザラインはコンピュータが作ってくれたマウスピースを使用する、ということから、どんな歯科医師が行っても同じ装置が出来上がって、同じ治療結果が得られると誤解されがちですが、それは全くの間違いなのです。

マウスピース矯正は、矯正装置を歯に接着しなくても良いという最大のメリットにより、最近ニーズが飛躍的に増えてきています。それゆえ、「当院ではマウスピース矯正を行っています」と多くの歯科医院のホームページ上で見かけます。

しかし、経験と技術を有する歯科医師が行わないと、有益な効果を得ることはできない治療であることをご理解いただければと思います。

最後にインビザライン矯正を行うにあたり、医院選びのポイントをいくつか。
1.矯正専門の医院である
(矯正治療に必要な設備が充実しており、また急患対応も可能)
2.マウスピース矯正だけではなく、ワイヤーでの従来の矯正治療も行っている医院である
(インビザラインのみでは完璧な咬み合わせを完成させることが難しい症例でも、歯並びの大部分をインビザラインで治し、最後の仕上げの段階のみをワイヤー矯正で行うという選択が可能)
3.歯科医師が日本矯正歯科学会の認定医かつインビザライン認定ドクターである
(資格を有する歯科医師による、正しい診断のもとで正しい治療を行うことが可能)

詳しくは目立たない矯正装置専門サイトへ

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投稿者: 医療法人社団愛悠会

2016.08.14更新

経年的に悪化する前歯のデコボコ

10代の頃から前歯のデコボコが気になっていたものの、部活動や受験勉強に忙しく矯正治療には至らず、大人になるにつれデコボコの程度がひどくなり、治療を始める決意をされる方がしばしばいらっしゃいます。

永久歯が生え揃ったのち、お口の中の咬み合わせは半永久的に変化しないものではありません。年齢を重ねるにつれ、むし歯や歯周病を患っていないとしても、歯がすり減ったり、微小なヒビが入ったりするなど同時に、歯はお口の奥の方から手前の方に向かって徐々に動くという経年変化が起こっています。

前歯がきちんと整って並んでいる場合には、左右の歯同士がつっぱりあって奥から手前への力のストッパーになりますが、デコボコの場合は奥からの力により、歯同士がさらに重なり合ってしまうようになります。特に下の前歯は歯のサイズが小さいので、ほんの少しの重なりでも、その変化が自覚しやすいのではないかと思います。

永久歯列期になってからの(全て永久歯に生え変わってからの)不正咬合は、歯のデコボコに限らず、放っておいて改善するということはまず考えられません。

現在の矯正治療のシステムと矯正医の技術をもってすれば、治療開始が手遅れということはありませんが、いつか...いつか矯正治療を受けようと考えている方は、思い立ったが吉日。矯正治療を受けたいと思ったときが、始めるべき一番の瞬間だと思います。

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投稿者: 医療法人社団愛悠会

2016.08.08更新

梅雨の季節に入りました

6月5日、関東甲信地方の梅雨入りが発表されました。平年より3日早く、昨年より2日遅い梅雨入りだそうです。しかし今日まで、晴天とまでは言わないまでも晴れの日が続いていたので、本当に梅雨入りしたのかな...と思っていましたが、今夜から本降りの雨になりそうです。

明日、当院で使用している矯正治療装置の大半を製作してくださっている東矯技工の技工士さんたちと我が家でバーベキューをする予定でしたが、雨予報により延期。それ以前に、納期期限の迫る仕事が山積みとのことで、お休みできなくなったそうです...。非常に残念ですが、仕事優先なので仕方ありません。実は東矯技工の社長さんに新築祝いでweber® (ウェーバー)のバーベキューグリルをいただきました。社長は大のアウトドア好き。タープや、シュラフもいただいています。weber® (ウェーバー) はバーベキューグリルがないと食事が始まらないアメリカで、60%以上の驚異的なシェアを誇るトップブランドだそうです。
これでバーベキューするの楽しみにしてたのにな...。梅雨が明けスッキリ晴れた日に、改めてバーベキューにご招待したいと思います。

梅雨の季節に入りました

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投稿者: 医療法人社団愛悠会

2016.08.07更新

夏本番！花火☆五輪☆甲子園

8月に入り、いよいよ夏本番。

昨日は江戸川河川敷で行われた花火大会に行ってきました。
開始ギリギリの時間に行ったにもかかわらず、打ち上げは所からだいぶ離れた場所での観覧でしたので、座ってゆっくりと観覧することができました。
ドーンドーンと力強く打ち上がり、キラキラと夏の夜空に輝く。あの迫力ある音と光。やはり、混んでいても暑くても、花火は花火会場で見てこそですね。

夏本番！花火☆五輪☆甲子園

また日本時間で昨日朝からはリオオリンピックが始まり、今日からは高校野球が始まっています。

外の気温は連日30度超の真夏日。日中の外出はためらってしまう本日ですが、エアコンの効いた室内にて五輪&甲子園で暑い夏を感じたいと思います。

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投稿者: 医療法人社団愛悠会

2016.08.02更新

デンタルダイアモンドに記事が掲載されました

歯科雑誌のデンタルダイアモンド８月号に「矯正歯科医院におけるスキルアップ」という原稿を掲載して頂きました。

デンタルダイアモンドに記事が掲載されました_01

デンタルダイアモンドに記事が掲載されました_02

矯正歯科医のスキルアップ

日常的なフィードバック
私は大学病院矯正科での研修後、父の矯正歯科専門のクリニックを継承しました。矯正歯科専門医としてのスキルは、常にフィードバックを行うことによってアップしていくと私は考えています。
大学病院の医局で叩き込まれたセファロ分析もそうですが、治療終了時および一定の保定期間経過時の資料と初診時の資料とを分析することで、初めて治療結果の評価ができ、次の治療に生かせるからです。
矯正歯科は治療期間が長く、治療内容の評価をするのにはかなりの時間を要します。長い治療期間の途中に、新しい知識や技術が出現することもあり、常に基礎的な内容にオーバーラップさせながら習得していく必要があります。
全ての患者様において定期的に口腔内写真をとらせて頂き、治療経過の短期的な確認も行っています。これは歯科医師自身の治療経過のフィードバックだけでなく、担当しなかった他のドクターや歯科衛生士が経過を共有できるというメリットもあります。
矯正歯科では、基礎的な内容の積み重ねがスキルアップにつながる最も重要な要素です。

最新の矯正治療について
近年ではマウスピース矯正や舌側矯正などの従来の矯正歯科治療とは異なる治療法のニーズが増しています。それらを大学病院などの教育機関で学ぶ機会は少なかったので、学会やセミナーに参加するか、開業医の先生に教えを請うかなどをしなければなりません。
当然、最新の治療が最善とは限りません。基本を抑えつつ、取捨選択が出来る判断力も養っていかなければならないと思います。自分自身のフィードバックと積極的に外へ出ていき情報収集することを常に心がけています。
新しい治療法や器具については常にアップデートしなければなりませんから、業者さん主催のセミナーには積極的に参加していますが、エビデンスに乏しいものの取捨選択は慎重に行わなければならないでしょう。

仲間との勉強会
主として参加している矯正歯科の仲間で集まる勉強会では、持ち回りでの症例発表や他分野の講師の先生をお招きしての講演を開催するなど、活発な活動をしています。この会では大先輩から若手まで20〜30人程度で集まり、忌憚のない意見が飛び交います。まさに次の日の臨床にすぐに役に立つ様なアイデアや、成功例だけのセミナーでは得られない様な体験談など貴重な情報交換の場となっています。環境の近い仲間や先輩方はとても貴重な存在だと思います。

スタッフのスキルアップ
・定例勉強会
歯科医師自身のスキルアップはもちろんですが、スタッフ、特に歯科衛生士のスキルアップも重要です。
矯正歯科専門医院の診療スタイルはそれぞれかと思いますが、当院では歯科衛生士（常勤７名在籍）の担う部分は大きく、衛生士が治療経過の確認、装置の説明、衛生指導はもちろん、時には矯正歯科治療の内容について患者様から質問を受けることもあります。患者様一人一人の不正咬合と治療計画を理解すること、患者様のパーソナリティを把握することなどが要求されます。
歯科医師と同じ水準で歯科矯正学を学び、治療内容を理解すること、またその知識を共有するために、院内で毎月定例勉強会を行っています。
スタッフが一人ずつ順番に、テーマを決め、調査あるいは研究したことを勉強会で発表しています。新人は衛生士学校では習わなかった知識を得ることができますし、ベテランでもさらに深い知識や、新しい気づきを得るよい機会となっています。
受付スタッフやTCが接遇や理念について発表することもあります。
　
・スタッフのための医院作り
そもそも、スタッフが自ら「スキルアップ」したいと思ってもらえる院内環境を作るにはどうしたら良いか？

第一はモチベーションの向上、維持
矯正治療は、時には患者様の人生を変えるほど価値のあることです。
その治療に実際に携わり治っていく過程をみることにより、矯正歯科の面白さを実感してもらい、それを歯科医師とスタッフで共有し、モチベーションの向上を促しています。
また、患者様に治療終了後の感想を必ずアンケートでいただいていますが、これがスタッフにとってのやりがいにつながります。歯並びや咬み合わせがよくなった嬉しさ、コンプレックスがなくなった、自信を持って笑えるようになった喜び、などを感謝の言葉と共にいただきます。それが私たちにとっても何より嬉しい瞬間ですし、仕事を続けていく上での励みになります。
「患者様に喜んでいただくこと」、「自分たちの仕事が人の役に立てること」がやりがいに通じ、自分の仕事にプライドをもつことができます。次の患者様にもまた喜んでいただこうと努力します。それがなによりのモチベーションの維持、向上につながると考えています。
　
第二にスタッフ一人一人が幸せであること
矯正歯科治療の長い治療期間を不安や心配なく、楽しく通院して頂くため患者様との良好なコミュニケーションをとり信頼関係を築くことが理想です。そこでスタッフが悩みを抱えて元気がない状態では、患者様に優しく、また明るく接することは難しくなります。
スタッフ全員が自分たちの仕事に誇りを感じ、生きがいを持って楽しく働くことで、高い医療の質、心地よい接遇を提供することができるのです。
そして、患者様に喜んでいただくことが更なる働く原動力となります。

スタッフが幸せであるということは、プライベートも充実していなければ幸せとは言えません。そこで自由に有給休暇取得ができるようにスタッフを増員するなどの環境面も改善しました。夏のレクリエーション企画、医局旅行や研修旅行、目標達成の食事会などのイベントも行っています。

私と矯正歯科医院の成長を目指して
先代である父には生前「患者様のために人生をかけろ」とよく言われていました。私個人の携帯番号を診察券に記載し、休診日も含め２４時間いつでも緊急対応をするなど、今でもその言葉は私の診療理念となっています。ただ、私一人ではやれることには限りがあります。スタッフや矯正科の仲間、それに患者様にも助けられて日々の診療ができているということを忘れない様にしています。常に医院全体でスキルアップし続け、患者様やスタッフ、そして私自身にとってもより良い歯科医院であれる様、まだまだ精進していきたいと思います。

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投稿者: 医療法人社団愛悠会