今朝、日本テレビの情報番組「シューイチ」で95パーセントの児童にむし歯が無い小学校が紹介されていました。日本で最もむし歯の無い小学校として最優秀文部科学大臣賞を受賞した小学校です。
この小学校では、1年生から6年間かけてじっくりと歯について勉強していきます。
通常の歯科健診とは別に、児童相手に講演や特別授業を行ったり、指導の様子を保護者の方々に公開する機会も設けているとの事です。また、給食後の歯みがきタイムには独自の動画を全校放送で流し、これを観ながら皆で歯みがきを行うようにしているそうです。
この小学校の校医は、私や院長の大先輩である江口康久万先生(東京医科歯科大学顎顔面矯正学分野同門会元副会長)。
江口先生はご自身で考案された紙性のお口の模型を利用して、子どもたち一人ひとりに汚れのつきやすい場所を説明していきます。また、自分で組み立てた立体的な模型に汚れている部位を書き込む事で、より興味を持って歯のことを学べるのではないかと感じました。
歯の萌出状態や、かみ合わせ・歯並びは人それぞれですので、全員に同じ指導をすることよりも個別の指導が大切になってくるのですね。
このことは当然のことで、当院でももちろん患者さま一人ひとりにご説明、指導しています。
江口先生の素晴らしいところは、ご自身の医院の患者さまのみならず、歯科健診で校医を任されている学校の児童全員にこれを行っているというところではないでしょうか。しかも、この取り組みを20年以上も続けていらっしゃるとの事。
最後に校長先生が素敵なことをおっしゃっていました。「むし歯の無い歯は、未来の自分への贈り物」。本当にその通りだと思います。一度むし歯が出来てしまうと、削って治療する事は出来ますが、元のむし歯の無い状態に戻す事は不可能です。この小学校の児童たちは、大人になった時、母校のこの取り組み、そして校医の江口先生に感謝するときが必ず訪れるのではないかと思います。
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